最近では、従来の葬儀の形式にとらわれない、個性的な葬儀を希望する人が徐々に増えていると言われています。呼び方については「自由葬」や「自分葬」、「オリジナル葬」などさまざまで、企画についても、全てを遺族側(故人)が行う場合や、葬儀会社と一緒に企画する場合などがあります。
個性的な葬儀のメリットは、故人の人柄や生き方、考え方などを表現できるということがまず挙げられます。例えば、故人が生前に音楽が好きだった場合はバンドの生演奏を行うなど、故人の好みに応じた演出をすることができます。さらに準備や企画については事前に行う必要があるため、遺族に葬儀費用の負担をかけないで済むというメリットもあります。最近ではこうした取り組みに加えて消費者庁の公式サイトでも「葬儀事業者における葬儀費用に係る表示の適正化について」(PDFが別窓で開きます)という取り組みが行われています。わかりにくい世界なので是非参考にしておくと良いでしょう。
注意点としては、あまりに個性的な内容だと、実際に葬儀を行う遺族から敬遠されてしまうケ可能性もあるということが挙げられます。なので、個性的な葬儀を考えている場合は、事前に家族とよく相談することも必要でしょう。
これから真面目に立派な葬儀をしたいと感じているのであれば、とりあえずは冠婚葬祭業者を探してみるようにしましょう。世間一般的にレベルが高く、色々な事に対して相談に乗ってくれるような、良心的な業者をしっかりと調べることが大事です。
インターネットを利用すると、その類の業者をすぐにピックアップすることができるようになっているので、確認させてもらうようにしましょう。もちろんインターネットだけではなく、他にも様々なやり方で情報を入手することができるようになっているので、見逃さないようにしたいところです。
紙媒体メディアとなる雑誌などからも、時折取り上げられている業者を探すと良いでしょう。事前に準備をしておきたいと言う考えの人が増えてきた昨今では、両者のニーズが増えている状態です。社会福祉問題が深刻である以上、それも当然と言えば当然だと言えるでしょう。
プロが執り行う葬儀は進行からナレーション、手続きまですべてよどみなく行われ、遺族も手順でとまどうことはありません。ゆっくりと故人との記憶をたどり、別れを惜しむことができます。業者は仏式だけではなく、神式や特定の宗教のやり方にそって段取りができるよう、いくつものパターンを用意しているのが普通です。
だからこそ遺族の意思や故人の意思を明確にでき、式そのものがきちんとまとまりを持って最後までしっかりと行うことができます。葬儀は豪華か質素かで意見がわかれるところですが、業者はまず遺族の経済状態からさまざまなプランを提案してくれます。
遺族側は一番自分たちにとって有益かつ、故人や参列者にも満足してもらえるプランを選べるわけです。遺族がどのようなプランを選ぶかで内容は大きく変化しますが、プロはどのプランでもしっかり形にしてくれます。